ブログ

経験がものを言う

「経験がものをいう」

とよく言いますが、人の心は実体験を積みながら、理論や理性や秩序など様々なことを学んでいきます。当然、生まれたばかりの赤ちゃんはそういった経験がありませんが、育つ中で経験を積み歳を重ね、環境に大きく影響されて大人になっていくわけです。

体の細胞の働きの中にある免疫も同じで、基本的に持つ免疫細胞と、実はもう1つの免疫細胞があって「防衛細胞」と呼ばれる『経験をしたことにより、得た免疫』があると言われています。

心(精神)と体(身体)の発育は実は似た働きをしていて、そういう意味では経験がものをいうと言う言葉は、間違ってはいないのかもしれません。

例えばハイタッチ。

私は周りが驚くほどの、実は全くのアナログ人間です。納棺や遺族訪問などに伺って、現場にいる子どもさんたちにハイタッチをせがまれることも少なくありません。

私の生活の中には、ハイタッチというハイカラな文化がありませんでしたので、最初は正直戸惑いもありました。遺族である子どもさんたちに教えてもらって、出来るようになった。

最近は、高齢者の方々の間でもハイタッチが常用挨拶化していて⁉︎昨日も、ハイタッチしました。

ハイタッチ総括。

年齢により、ハイタッチの方法が少々異なります。

幼児や若年代は、素早い瞬間のタッチ(基礎)。

中年代はハイタッチして1って数える感じ(基礎と経験)。

高齢者になると、タッチして・1数えて・なぜか手を握る。(基礎と経験と・・・愛、みたいな)

そう考えれば人生だって同じこと。

その人が居て、色々な経験実績を積み重ねて、人に出会いそれぞれの歴史を作り、深みが出る。

どんなことに、どんな人に、どんな環境に等々出会えるかって、本当はそういう一分一秒が意識して大切に生きることができたら、素敵なのかもしれないね、って今日はご遺族とそんな話になりました。

昔から言われる「可愛い子には旅をさせろ」とは、経験がものを言うから積み重ねて欲しいという、愛情から来る言葉だったんですね。

関連記事

著書のご案内

おもかげ復元師(ポプラ社)


遺族の深い悲しみを、生きていく力に変える。ボランティアで300人以上を復元した女性納棺師が綴る、生と死のドラマ。
この商品を見る
おもかげ復元師の震災絵日記(ポプラ社)


東日本大震災後、津波被害の激しかった沿岸地域で300人以上のご遺体を復元した女性納棺師が描いた絵と言葉の実際のスケッチブック。
この商品を見る
看護職・介護職が行う エンゼルケア・死化粧とグリーフケア (日総研出版)


数多くの旅立ちに立ち会った 復元納棺師が教える エンゼルケア・死化粧とグリーフケア!
この商品を見る
納棺・遺体処置実務実践資料集(綜合ユニコム)


損傷部位の処置、溺死、縊死の処置など、ケース別の対処法を詳解!
この商品を見る
新生児・小児のエンゼルケアとグリーフケア(日総研出版)



震災でたくさんの子どもを見送った復元納棺師が遺族の負担の和らげる技術を動画解説!
この商品を見る
ご遺族参加型納棺 実践DVD(綜合ユニコム)


家族とともに行うための着せ替えの手順と手技のポイントを「全体」と「視点やポイント」の編集構成で、わかりやすく見せます!
この商品を見る

カテゴリー

ページ上部へ戻る