ブログ

和歌山県へ

鳥取県から岩手県に戻り、いつも通り立て込んでいた色んな仕事を、日中は通常の業務があるので夜にやるしかない!ということで、二日間ほぼ無睡でしつつ、

毎年、この時期に伺っている和歌山の企業さんへ。専門技術とグリーフケアのための特殊なコミニュケーション指導のため、二泊三日で行って来ました。

昨年伺って技術指導をして、取り組んだ色んなことを実践していて、取り組んだからこそ出る質問の嵐・・・、素晴らしい。本当に実践している人だからこそ出る、様々な疑問が飛び交いました。こうなれば、ステップアップ出来ます。

現場は、言い訳もごまかしも通用しません。元々、人の悲しみを真摯に大切にして向き合ってくれる方々なので、私も指導に熱が入りました。

現場の壁の種類は色々あれど、きちんと知っておけば、当たらなくて良い壁に当たる必要がないこともあります。

今回も、技術指導をしながらコミニュケーションの深め方を、皆さんと進めました。きっと、更に素敵な現場になんだろうな・・・。そう思いながら、皆さん一人ひとりがどんどん良い顔になっていく、そんな姿を見つめていました。
歳を重ねると、若い人たちが成長してくれる姿は嬉しいものです。

世の中、楽な仕事なんてどこを探したって1つもないし、誰かのせいになんて絶対に出来ない。現場は、厳しいものです。けれど、逃げずに真剣に向き合う経験をした人は、人と出会った証拠に、成長させてもらえるのだと思います。

私の現場指導は、現場が終わってからでも出来るまで特訓するから、ハードだと思います。人の人生の究極に立っているのだから当然ですね。真剣に向き合う訓練を積み重ねることで得るものは、目の前の人からの絶対信頼です。深く、深く、深く、それを得て欲しいなと、思うからこそです。

死を迎えた人と、私たちもお別れのとき。出逢えた「ありがとう」と、お見送りの「お疲れ様でした。」そして、また夢でもお会い出来るかな?そんな気持ちで私も、毎回の現場の中で考えています。

現場では、頑張るしかない!プライベートは、ちゃんと休む!自分の身体のコントロールも、大事な仕事の1つです。と言いながら、寝不足がたたって、ちょっと調子を崩した私でした。反省。

関連記事

著書のご案内

おもかげ復元師(ポプラ社)


遺族の深い悲しみを、生きていく力に変える。ボランティアで300人以上を復元した女性納棺師が綴る、生と死のドラマ。
この商品を見る
おもかげ復元師の震災絵日記(ポプラ社)


東日本大震災後、津波被害の激しかった沿岸地域で300人以上のご遺体を復元した女性納棺師が描いた絵と言葉の実際のスケッチブック。
この商品を見る
看護職・介護職が行う エンゼルケア・死化粧とグリーフケア (日総研出版)


数多くの旅立ちに立ち会った 復元納棺師が教える エンゼルケア・死化粧とグリーフケア!
この商品を見る
納棺・遺体処置実務実践資料集(綜合ユニコム)


損傷部位の処置、溺死、縊死の処置など、ケース別の対処法を詳解!
この商品を見る
新生児・小児のエンゼルケアとグリーフケア(日総研出版)



震災でたくさんの子どもを見送った復元納棺師が遺族の負担の和らげる技術を動画解説!
この商品を見る
ご遺族参加型納棺 実践DVD(綜合ユニコム)


家族とともに行うための着せ替えの手順と手技のポイントを「全体」と「視点やポイント」の編集構成で、わかりやすく見せます!
この商品を見る
ページ上部へ戻る