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まとめます 2

16日、17日が会議と打ち合わせなどで東京、

22日、23日は京都の 真宗佛光寺派
御本山の本堂で、講演をさせていただきました。

25日は、地元の公民館で講演、

翌日は秋田県へ、ご依頼いただいた地域のJA葬祭担当者向けの参加型納棺セミナーを2日間。全職員向け。岩手県に戻って翌日、

島根県へ。30日は浜田市立第四中学校。12月1日は浜田市立金城中学校でいのちの授業。今日の授業は、小学校4校の5、6年生も合同で行われました。

現在比較的⁉︎すごい量の原稿も抱えているため、連日朝方までの打ち込み、会社の業務、その他諸々も様々平行しながら、

気が付いたら師走。色々な人に支えられ、助けられて、感謝、感謝の毎日です。

忙しい中でも、お一人お一人との出会いに、励まされています。

いのちの授業では、色々なお話しをさせてもらっています。質問の時間では、質問が全然終わりません。みんな、色んなことを経験して、色々なことを考えて感じてくれているんだなぁって、私もとても嬉しい気持ちです。

今日の最後の質問も、心に残りました。

「笹原さんの言った言葉で、とても心に残った言葉があります。

その人を忘れてしまえば、本当にその人は居なくなってしまう。だから、思い続けて良いということ。

悲しみの深さは、もらった愛情の深さに等しいと言う言葉が、ぼくはとても心に残りました。

ぼくは、とても後悔していることがあります。大きいじいちゃん(ひいおじいちゃん)が、大好きでした。大きいじいちゃんが死ぬなんて、思ったこともありませんでした。

ある日、ぼくは、大きいじいちゃんに、とても冷たくしてしまいました。大きいじいちゃんに謝るタイミングも見つからないまま、大きいじいちゃんは病気が見つかって、あっという間に死んでしまいました。

あれから四年経ちますが、ぼくは、ずっと後悔しています。どうしたら良いでしょうか。」

 

「後悔も又、とても大切な人に向けられる気持ちです。後悔の深さの分だけ、大好きな気持ちに等しいと思います。自分にとってかけがえのない存在であることが、よく分かると思います。

あなたの悩みを、風習から解決策を探すとすると、ということで、色々な風習を伝えて一緒に考えました。

それから最後に、

日本には素敵な風習があります。春と秋の年に二回のお彼岸、夏のお盆には、ご先祖さまが家に帰って来てくれます。ご先祖とは、亡くなった家族、身内のこと。だから、大きいじいちゃんは、その時に帰って来てくれます。

その時に、大きいじいちゃんが好きだった飲み物や食べ物を、自分のおこずかいで買って、準備して待っていてください。その時に手紙を書いておいても、良いと思います。

大きいおじいちゃんの分まで生きる必要はないけど、大きいおじいちゃんと一緒に生きる道はあるよ。」

などなど、風習から色々伝えました。

きっと、この子を愛していた(る)大きいじいちゃんが、この時間をこの子のために、つなげてくださったのかしらと、私は素直に思っていました。

大きいじいちゃんが亡くなっても、今でも愛されていることと、大きいじいちゃんとひ孫という関係は、何も変わっていませんね。

まだまだ出張は続きます。全国各地、本当に寒くなりました。皆さんもお体大切に、今年の最後の月の師走をお過ごしくださいませ。

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