7.312017
日総研大阪セミナー
今回は、看護部長さんや師長さん方々が多く、遠くは金沢から片道3時間半掛けて来てくださった方も、居られました。
熱気に包まれた、会場の雰囲気。質問も多くいただき、答えに合わせてパワーポイントを組み込み、テキストには無かったこともテキストに加えて、色々なことをお伝えしました。
日総研さんから出版させていただいている本を2人に1人が購入してくださって、セミナー終了後は恒例のサイン会と、質問コーナー。やはり今回も、皆さんの質問を受けてセミナー終了後は1時間以上、皆さんとゆっくりお話しをさせていただきました。患者さんを想い続ける素敵な看護師さん方々のお話し、心打たれました。
超高齢化社会の今。7年後には、人は必ず遺族という立場になっているという統計が出ているのだそうです。特に医療・介護職の皆さんに先駆けて、死の世界を知ってもらえることは、そこから地域につながるので、とても重要なことだと思っています。
だけど、死だけ見てもらっても、ちょっと困る。だから、伝え方が難しいんです。人生があっての死だから、そこを大切にしたい。それが、死の世界の中でお仕事をさせていただいている、私に託された故人からのメッセージ、セミナーを通して受け取ってもらえたらと思います。
いつも、亡くなられる方が語ってくれるのは、その方それぞれの人生です。私に託されることも、遺された方々と御本人とのお別れを良い形でしたいから。
死は単独で存在しません。現場ではその方に礼を尽くす、その方の人生を意識していただく、その方向に向くように、毎回悩み考えながら進めています。
今回は、自分の気持ちのコントロールの方法を知りたいと多く質問もあり、お答えしています。人の出逢いは、人生を大きく変えることがあります。悲しみの中にあるもの、悲しむ方法を知っていただけたかなと、思っています。
皆さまの益々のご活躍を、お祈り申し上げます。