2.142018
東京大学医学部付属病院講演
〜東京大学医学部附属病院講演
地域医療連携の講演ということで、東京大学医学部附属病院内の会場には、院内、地域医療に携わる沢山の方がお越しになっていました。
東京大学医学部付属病院の建物の中はとても広くて、担当してくださったDr.の案内が無いと、迷子になりそうでした。院内は癒しの空間がいくつもあって、素敵な雰囲気だなぁと感じながら、説明を受けながら歩いていました。
講演の中では長いこと地域の中で経験をして感じて来たことをお伝えし、全国的に地域の中で発生していることを、今回もお話ししました。
この件に関しては、今年から大学の研究室と連携して地域のあり方をまとめ、国に上げていく活動をスタートをすることになりましたが、進めて行くにあたり、法医学のDr.や弁護士さんや警察など様々なプロの皆さんからも、私の知らない色んなことを教えてもらうことも多くあります。
死に携わる仕事の中で、社会問題に直面することが多くあります。正直、携わらせていただく中で、職種を超えて、みんなで悩む現場が実際にはあります。
時間は生きている。歴史は、今の積み重ね。気が付いた誰かが動かなくては、何も変わらない。みんなが、そう思ってくれる現場に身を置いて、どうしたら安心の光を現場で発生させることができるのか、そんなことを、いつも現場に居る皆さんとでどうするかを話し合います。
そのような話しを含めて、一人一人の人生の最期をどのように迎え、そして生きた証しをどのように遺すか、皆さんと一緒に考えた時間でした。
どこの会場でも、プロとしてどうしたら良いのかという質問も多いのですが、一人の遺族としてこれまで抱えて来た大切なことを教えてもらえるのも、講演後の質疑応答の時間です。
皆さんが悲しみを経験した生き様は、誰かの知恵やお手本になっていたり、誰かの人生を支えるきっかけになっているのではないかと思います。(多分、生きるってそういうこと)色々お話ししながら、目の前の人が笑顔になってくれる瞬間が、色々なことを共有出来る瞬間の中で、みんなが笑顔になる瞬間が私は大好きです。