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京都へ

京都夜久野にて、

「真宗大谷派京都教区丹但地区同朋大会」

の中で講演をさせていただきました。

人生の大大大先輩の方々が会場を埋め尽くしていて、何せ高齢者への講演が、人生経験も知識も豊富でとてもお勉強をされているため、言葉の使い方も工夫しながらなので、とても難しい。

高齢者に法話をされているお坊さんって、やっぱりすごいなぁって、実はいつも思います。やってみないと分からない、高齢者向けのお話しは、高齢者の世界に向けての難しさがあるものです。

補聴器をつけておられる方も何名か居たので、言葉一つ一つを大きな声でゆっくり語り、進めていきました。講演途中、慌てておられる一人の高齢の男性が壇上から見えました。大きな機械音が鳴っていたので、心配していました。

講演終了後ステージから降りて、声を掛けに行きました。

私「大丈夫でした?聞こえましたか?」

高齢の男性「うん、補聴器の電池が急に切れてね、大急ぎで交換したから、きちんと講演聴けたよ。大丈夫、良いお話しをありがとう。」

満面の笑みで、答えておられました。

隣にいた奥さまは、講演中に合いの手を入れて盛り上げてくださっていたのですが、私の手を握りながら、

「応援してるからね!うちの旦那さん、隠居したけど、僧侶なんだよ。良いお話し、ありがとう。」

住職を隠居された、ベテラン僧侶!会社で言えば、社長を譲った後の会長ということだから、地域を守り育てたすごい方な訳ですから!

私「あー、講演終わってから伺って良かったです。最初に聞いていたら、すごく緊張していました〜〜(笑)」

なぁんて、皆さんと笑いました。

京都の当日の気温は20℃を超え、桜が五分咲き。お散歩中の警察犬、大きなシェパード二頭に出会って癒される時間もありました。

以前、京都の本山にお声掛けいただいた時のご縁で、今回のご縁になりました。ステキな時間を、ありがとうございました。

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