ブログ

講演

現場に走りながら、セミナーや講演、学校の授業、執筆活動も引き続き同時進行です。

最近は、中高生からの人生相談も多くなりました。いのちの授業の実績なのか、年を取った証で頼られているのかは分かりませんが、みんな、めんこいです。

ブログ更新して〜と、沢山ご連絡をいただきました。なかなか更新できず、すみません!

一昨日も講演に伺いました。

最期をどこで迎えるか?

様々な機会を得て他者のことを考えたことがあったとしても、自分のことは、ほとんどの人が意識していないことだと思います。どのような状況であれ、死を迎えてもなお、誰かにお世話になるものです。

現場に伺う度、人には、一人一人の人生の物語があることを教わっている気がします。

医療・介護の現場などから引き継がせていただく方々が居ます。

あまり知られていないけれど、

一人で亡くなっていれば、警察でお世話になります。

この方が誰なのか、
なぜ亡くなったのか、
いつ亡くなったのか。

それから身寄りのない方の、火葬に立ち合うことも増えました。

身寄りのない方だけでなく、その背景に合わせてお骨の行く末を、考えなければならないことも、とても増えています。

知られていない人の死が、切なく哀しい死が、光の当たらない所で実際にある、ということです。そこに向き合ってくれるプロが居て、心が引き裂かれるような哀れな死に、涙を流してくれていることも事実です。

警察から引き継がせていただくお一人おひとり
は、社会問題に直結していることが多くあります。私自身、復元中は沢山の問いと向き合っていることが多くあります。

どのような死を迎えたのかから、どのような人生だったのかを考える悲嘆の援助の時間があります。

それは、個々で、その背景で全く違います。その状況や背景に合わせて、納棺も大きく変わります。

それぞれの現場で、故人と誠心誠意向き合ってくれている人たちがいる。それも、私は知っているからこその、復元だと思っています。

そして一昨日は、岩手県盛岡市の会場で、

公益社団法人生命保険フィナンシャルアドバイザー協会、岩手県支部研修会にお声掛けいただきました。

普段から出会うこと、現場の中にある様々な問いなど含めて、お話しをさせていただきました。

会場で書籍販売を担当くださった、いつもお世話になっております、さわや書店さまにも感謝を申し上げます。ありがとうございました。

関連記事

著書のご案内

おもかげ復元師(ポプラ社)


遺族の深い悲しみを、生きていく力に変える。ボランティアで300人以上を復元した女性納棺師が綴る、生と死のドラマ。
この商品を見る
おもかげ復元師の震災絵日記(ポプラ社)


東日本大震災後、津波被害の激しかった沿岸地域で300人以上のご遺体を復元した女性納棺師が描いた絵と言葉の実際のスケッチブック。
この商品を見る
看護職・介護職が行う エンゼルケア・死化粧とグリーフケア (日総研出版)


数多くの旅立ちに立ち会った 復元納棺師が教える エンゼルケア・死化粧とグリーフケア!
この商品を見る
納棺・遺体処置実務実践資料集(綜合ユニコム)


損傷部位の処置、溺死、縊死の処置など、ケース別の対処法を詳解!
この商品を見る
新生児・小児のエンゼルケアとグリーフケア(日総研出版)



震災でたくさんの子どもを見送った復元納棺師が遺族の負担の和らげる技術を動画解説!
この商品を見る
ご遺族参加型納棺 実践DVD(綜合ユニコム)


家族とともに行うための着せ替えの手順と手技のポイントを「全体」と「視点やポイント」の編集構成で、わかりやすく見せます!
この商品を見る
ページ上部へ戻る