8.92018
曹洞宗教職員研修会
この度も宗門を統括している宗務庁様からのご依頼で、神奈川県にある研修会場「最乗寺」にお邪魔致しました。お寺へ向かう途中の気温は38℃を超えており、やはり猛暑日・・・。電車を降りて、バスに乗るとバスはどんどん山奥へ。終点に着きバスを降りると、
あら?涼しい!
研修会場になっている建物までは、時々汗を拭きながらも長い長い階段を登りました。しっかりバッチリして行ったメイクは汗で全部取れましたが、お山を拝ませていただいたことで、汗が流れてメイクと一緒に苦悩も洗い流してもらった感じがしました。お山はとても涼しくて、汗もスーッとすぐに引き落ち着きました。
全国から研修にお集まりになった皆さんへ向けての講習。多くの皆さんから「笹原さんの話が聞きたい」とリクエストがあったとこのことで、お声をお掛けいただいたこの度の講話も、いただいたお時間の中で現代社会を生きる上で出会う様々なことに対して(特に悲嘆に関すること)を皆さんと色々考えさせていただいた時間でした。
イケメンの天狗がお山に住まわれることで有名なお寺さん「最乗寺」にお参り出来て、長年天狗を調べている私としてはとても光栄でした。帰りは会場から、こちらのお寺で長く修行されたと話してくださった僧侶の方に駅まで送っていただき、面白いトンチの効いた話しをいっぱい教えてもらって、帰路につきました。
お山の歴史建造物と一つ一つの物語は、人の心と手によって大切に守られ、語り継がれていました。語り継ぐ人たちの伝え方と思い続けることの実績が、物語と呼ばれるのかなと、そんなことを考えながら・・・、
お山の中では、天狗が来るのを待ちながらワクワクして、腰に手を当てて、深呼吸。突風に目をしょぼしょぼさせ、歴史感じる大木の古木を見上げ、こもれび一本一本に神々しさを感じていた私でした。