9.212018
秋田県立衛生看護学院60周年記念講演
少し涼しくなったかな?と思いきや、当日は30℃近くあった秋田の気温。寒暖差のあるこの時期は、着るものに毎朝悩みます。
長いお付き合いになりました、授業を担当させていただいている看護学校様が、今年で創立60周年を迎えられました。
人でいうと還暦。
第二の人生を歩むと言われる年。
これまでの60年の道を先輩方々が作り、
学校の色を少しずつ塗り重ね、
今の60年になりました。
これから看護学校が第二の人生を歩むにあたり、
皆さんが、地域の皆さんと
先輩方々がつけてくれた色にこれからの色を重ねて、
先輩方々が作ってくれた道のこれからを、未来の人たちのために皆さんが作る。
そのような記念すべき年の一歩に、
全校生徒の皆さんと、諸先生方々、地域の皆さん、関係者の皆さんと、
こうして同じ場所で、
同じ時間を過ごさせていただくことに、
深く感謝の気持ちを込め、
学校と地域の益々のご発展を御祈念申し上げます。
おめでとうございます。
というスタートから90分のお話しをさせていただきました。
身を乗り出して聞いてくれていた学生さんや地域の方々も多く、大きく頷いたり、ジェスチャーで応えてくれたり、皆さん一人一人の表情が壇上からよく見えていました。
後日談・・・、
「60周年記念講演を聞いた日、三年前に亡くなった母が、初めて夢に出て来てくれて、色々お話し出来ました。起きて、驚いて嬉しくて、身内に話したら羨ましがられました!」
至って誠実な感じの男性が、満面の笑みで教えてくれました。
講演の後って、このようなお話を伺うことが増えています。
本当は、普段からつながってる双方の思い。
私は、亡くなられた方へ思いを馳せて、思い出しながら普段講演をさせていただいていますので、
朝枕元に立っていた!夢で会えた!などなど教えてくれる多くの皆さんと、亡き人とつなげてくれたのは私ではなく、私がお話しさせてもらった亡くなられた方々なのだと思います。
真摯に思い続ければ、つなげてくれる誰かは必ず現れると思います。
アメリカインディアンの死生観で有名な言葉があります。
「あなたが私に会いたいと思ったとき、私は蝶に、そよ風に、花の香りとなり、あなたの傍ににいるでしょう。」
私の大好きな言葉で、本当にその通りだと思います。気が付くか、気が付かないかは自分次第。私の周りの、ほとんどの御遺族は・・・、なんと!気が付いています。