10.202018
じじ、86歳になります
じじ
〜オレオレ詐欺
じじ「近所の人が言ってたんだけどよ〜、
「うちの息子は、自分のことオラって言うからオレオレ詐欺には引っかからないよ!」
って言うもんだから、
それに引っかかるとしたら、オラオラ詐欺なら引っかかるかもな〜。
って、話になったんだよ。」
私「オレオレ詐欺には引っかからないけど、オラオラ詐欺には引っかかるかもってこと?ちょっとややこしいね(笑)」
内容はどうであれ(笑)、そういう話を普段からしていることは、意識が出来ていて良いことだと思った私でした。
〜肉焼くぞー
じじ「特売で、肉焼く網買ってきた!1000円だった!」
台所に立ちガス台の前で、新しい網をセットして、お肉を焼き始めたじじ。
じじ「肉焼くぞー!」
その姿を、いつもの場所の台所のテーブルの前の椅子に座って見ていた私。じじの動きが止まっているので、
私「どうしたの?」
じじ「肉、焼けない・・・」
私「どれ、見せてみて。」
説明書を読む私・・・
私「じじ、これ、バーベキュー用って書いてあるから、ガスコンロでは焼けないと思います。」
じじ「・・・。」
私「来年の夏まで、待ちなさい。バーベキューしよう!(笑)」
じじ「生きてたらな!」←70歳の誕生日を迎えてから、15年言い続けている口ぐせ(笑)
季節の変わりの目の特売は、要、用途使用法確認!。(笑)
それにしてもじじ、お肉大好き。なので、台所で何回も焼き肉するものだから、煙モクモク・・・。火災報知器が反応して、SECOMさん来る!というのが何回もあった。我が家の担当のSECOMさんは、じじの扱いも上手なので(笑)、焼き肉の焼き方を指導してもらって、大丈夫になりました(笑)知らないところで、色んな人にお世話になっているものです。有り難や、有り難や。
〜誕生日
そんなじじも、11月5日で86歳になります。
じじ「おれの誕生日のケーキよ、ろうそく立てるとしたら、何本立てるの?86本?」
私「えー!!立て切れるかな?(笑)太いろうそくが8本と、細いろうそくが6本?合わせて14本?」
じじ「14本も、消せるかなぁ、火!」
私「一気に消そうとしてない?一気に消さなくても、良くない?」
後日・・・
じじ「教えてもらったんだけど、数字のろうそくが売ってるんだとよ。だから、8っていうろうそくと、6っていうろうそくを買えば、二本で済むらしいぞ!」
私「へぇー!」
じじ「もし、数字のろうそくが売ってなかったら、おれが99歳になった時、太いろうそくが9本と、細いろうそくが9本で18本だべよ!それならいっそのこと、99本立ててチャレンジしてみようよ〜!」
私「・・・。よほど大きなケーキじゃないと、無理でしょ〜〜!っていうか、(と、糖尿病なの、忘れてない?←言うのやめた(笑))まぁ、その時、チャレンジしてみましょ。(笑)」
じじ「やだ。」
私「なんなんだよ〜!」
じじ「考えただけで大変だから、やめた。」
私「はい、はい。でも、ケーキ屋さんに相談してみたら良いんだろうね、きっと良いアイデア出してくれるよ〜。」
じじ「それも、そうだな!で、もしじじがその前に天に召されたらよ、命日も大事だけども、誕生日の方をやって欲しいな〜、毎年さ〜。みんなにケーキを振る舞えるしな〜。」
と、語り続ける、満足気なじじでした。
私「その誕生日はさ、毎年、ろうそく一本ずつ足していくの?」
じじ「そりゃ、そうでしょ〜」
私「私も、天に召されたら?」
じじ「次の世代に伝えてくれ!」
私「なるほど〜♬」
じじ「1000年続いたらどうする?」
私「それは、すごいね〜。誰も、じじのこと忘れないじゃん!」
ご機嫌に自室に戻る、ルンルンなじじの後ろ姿を見て、「何に満足したんだろう?」と考えていた、私でした(笑)多分、1000年後まで自分を伝えられることよりも、ケーキの上に1000本ろうそくが立っていることを、想像して楽しくなったのではないか?と、予測した私でした。じじ、そういうとこ、あるから(笑)