10.202018
西和賀町教育委員会主催、第3回町民教養講座
教育長さんは、震災前から何校かの沿岸地域の学校で勤務され、東日本大震災発生時にも被災地の学校に勤務しておられたそうです。
沿岸を離れてからも各沿岸地域からの要望で、現在まで沿岸地域の子どもたち、学校の先生方々の支援に走り続け、地元の子どもたちのケアにも走り続けておられるそうです。
「教育の現場と、子どもたちが大好きだから」
大人気の教育長さんは、毎日子どもたちに囲まれて、過ごしておられるそうです。
なので、これまでの各地域の色々な共通の話が出来て、私もとてもケアされました。
講演終了後には色々声をかけていただきました。
被災して、遺族になって、沿岸被災地から内陸に引っ越して来られた女性の方に、「これまでの、ご褒美だよー」と、マッサージをしてもらいました。魔法の手は、私の疲れも悲しみも、全部ほぐしてくれました。包容力のある、頼もしい優しい手でした。
声を掛けていただいた方の中には、息子さんを亡くしたお母さんも居られました。近隣の一般講演にいつも来てくださる方で、初めてじっくりお話ししました。何十年経ったって、涙が止まらないと話されるお母さん。「どうしてかな?」と聞かれました。
私感ですが、それは、これまでもこれからもずっと、お母さんだからだと思います。涙は、息子さんに対する愛情の深さだと思います。
「涙が止まった!」というお母さんに、私はこれまで一度も会ったことがありません。「涙の種類が変わって行く」とお話しされるお母さんは、大勢おられますよ。
と、ゆっくりお話しさせていただきました。
復元をさせていただいたご遺族も、実は講演に参加され、多く会いに来てくださいます。この日も、沢山声を掛けていただきました。
あれから◯◯年、経ったよ・・・
そう話しながら、一緒にあの時に戻ります。
私にとっても深い、深い想い出です。
西和賀教育委員会の皆さんも、とっても素敵な方ばかりでした!
西和賀は、ワラビとキノコ、湯田牛乳とヨーグルトなどが有名です。お土産商品になっているものは、地元の私たちもよく食べています。本当に美味しいですよ、どうぞ、ご賞味くださいませ。
追伸、
講演にご参加いただいた皆さまにも、沢山のお土産をいただきました。山の幸も、たーくさん!ありがとうございました。