8.222019
じじ
〜コンビニ
コンビニに行きたいと騒いでいたじじ。私もとっても忙しくてなかなか連れて行けず、3日経った。
私「いま、少し時間空いたから、コンビニ行けるけど行く?」と電話をしました。
じじ「ほんと!!なに着てったら良い?スーツ着る?」
私「好きなの着なさい!」
もう、電話は切れていた(笑)よほど、嬉しかったのだろう。やれ、やれ。
〜蚊を潰してやったさ
じじ「おい、聞いてくれよ!」
何やら慌てて本人なりに走って来たじじ。
私「何した?」
じじ「窓によ、蚊が止まってたからよ、バシンと一発で潰してやったのよ、そしたら手に血が付いてよ、あー、誰か食われたな、あっはっはって思ったのよ、そしたら、蚊に食われたの俺だった。ほら!」
あぁ、スネが確かに・・・
私「ムヒ、塗っときなさい!」
その日の夜から、まるで歌手のコンサートのように、家の中が蚊取り線香の煙でモクモク!!
私「ちょっと!蚊じゃなくてもやられるよ!」ゴホッ、ゴホッ
じじ「家の中に潜んでいる全ての蚊を、やっつけてやる」
よほど悔しかったのだろう。その気持ちは分かるが・・・、家中の窓を開けて空気の入れ替えをした夜でした。ゴホッ、ゴホッ
〜タピオカ小!
なぜ、コンビニに行きたかったのか理由が分かった。
じじ「テレビでよ、タピオカ流行ってるんだって言っててよ、タピオカを飲んでみたかった!」
私「あー、そういうことね!」
杖をついて、トコトコとコンビニに入っていくじじ。そして、すぐ車で待っていた私の所に戻って来た。
私「売れ切れてたの?」
じじ「レジの人がよ、無いって。タピオカの小が無いって!」
私「小ってなに?いや、無いと思うよ。コンビニで売ってるのは、サイズはひと種類だと思うよ?」
あー、レジの人、きっと困ってるだろうなと思って、車の中で仕事をしていた手を止めて、私もコンビニに入った。そしてレジで
私「ごめんなさいね、困らせたでしょ?きっとね、テレビでハイカラなお店のタピオカを見たのだと思います。専門店は、色々サイズがあると思うので。」
コンビニの人「うちの店では、このサイズしかなくて。でも、いつかタピオカ小が出るかもしれませんから、その時は一番にお知らせしますね!」
なんてステキな人なんだ!そう思って、後部座席でさっそくタピオカを飲んでいるじじをミラー越しに見ていると、むせていた(笑)
じじ「年寄りには、命取りな飲み物だな。」
私「いや、年寄りでも、好きな人はいるだろうから(笑)じじには、命取りなだけだったんでしょ?(笑)」
じじ「まぁ、そういうことだな。ゼリー状のタピオカがあると、年寄りに優しいよね。」
勝手に開発している、じじでした(笑)
〜置き場所を考えましょう!
いつも通り、料理をしようと台所の下に置いている鍋を見ていた。右から大きい鍋、真ん中が中位の鍋、左が・・・
私「な、な、な、なんだ、これ!!」
じじ「俺の入れ歯だよ!」
私「なんで、鍋の並びに入れ歯?しかも、透明なケースで、上下!!丸見え!!こっち見てるし!!」
じじ「やっぱり、場所と入れ物は考えた方が良いな(笑)」
私「あったりまえじゃん!!夜中に話し出したらどうすんの、この入れ歯!!」
じじ「俺のお言葉だ!」
私「そんなお言葉いりません!あー、びっくりしたぁ。」
テヘヘヘヘ(笑)と、笑いながら去って行ったじじでした。
〜熱中症
じじ「おい、暑くて熱中症になりそうだから、H2O買って来ておいて!」
私「H2O?家にあるでしょ、H2O!」
じじ「なに言ってんの?無いよ!無いから、言ってんの!」
私「それでは、今から質問する内容をよく聞いて選択してください。
1、古いアルバムの中に〜♬という歌を聴きたい。
2、H2Oは水のことですが、水が飲みたい。
3、それ以外。」
じじ「3の、それ以外」
私「それは飲み物ですか、食べ物ですか、それ以外ですか。」
じじ「飲み物です。」
私「それは、飲んだことがありますか。自分で買ったのですか、誰かにもらったのですか。」
じじ「主治医にもらいました。」
私「それは、家に良くあるものですか、たまにあるものですか。」
じじ「冷蔵庫に入っていたのを、先日飲みました。」
私「よく思い出してみてください。それは、H2Oではなく、OS ー1ではないですか?」
じじ「はい、そうです。」
私「はい、これで分かりました。今日、買っておきます。ペットボトルが良いですか?ゼリー状のが良いですか?」
じじ「ゼリー状のが良いです。」
私「はい、分かりました。じゃ、お金ください。」
じじ「いやです。」
私「分かりません。」
じじ「おごってください。」
私「はい、分かりました。仕事から戻ったらで良いですか?」
じじ「いやです。」
私「はい、じゃ、可能な限り早めに届けます。」
じじ「ういーっす!」
軽っ!!そんなさわやかな会話が繰り広げられている、朝でありました。