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じじ

出張先から、じいちゃんに電話をした。いつもではないが、たまにする。

電話に出たじいちゃん。

「おれさ、この前さぁ、引きこもりについて話ししたべ?

あれ、撤回するから!

年寄りの引きこもりというのは、人生我慢して生きてきたから、今は話したい人とだけ話したいし、あんまり構って欲しくないって、あれな、

やっぱり1人だと、こういうのが何ヶ月も、何年も続いたら寂しいかもな〜

若者だと目的があるから1人でも忙しいと思うけど、

年寄りっていうか、おれ、忙しくない!ということに気が付いた!」

語る、語る。

私「そうだよー、その人にしか分からない気持ちがあるからね〜。良かったね〜、気が付いて!」

どうやら少し寂しいらしい。と、思った私は、身内に連絡し、とりあえずじじに連絡してもらえるようにお願いした。

じじ「いやー、みんなから連絡来て、忙しかった!」

まんざらでも、ないようだった(笑)

私「みんなと、何話したの?」

じじ「いや〜〜、・・・忘れた!でも、お前より記憶力はいいぞ!」←自信満々、一言多い。が、間違ってない(笑)

 

「織姫と彦星」
我が家ではじじを彦星、母を織姫と呼ぶことがある。

母の織姫は寂しがらないけれど、じじ彦星85才は、ちょっと寂しがる。

姉と最低、年に一回は2人を合わせてあげようと、そんな話しをして、天の川の話しにちなんで、

織姫と彦星と呼んでいる。

織姫は姉の所に居て、
彦星は、我が家に居る。

私「彦星〜!」

じじ「あ?」

彦星であることを、時々自覚している、じじでありました。

 

 

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