12.112017
じじ
出張先から、じいちゃんに電話をした。いつもではないが、たまにする。
電話に出たじいちゃん。
「おれさ、この前さぁ、引きこもりについて話ししたべ?
あれ、撤回するから!
年寄りの引きこもりというのは、人生我慢して生きてきたから、今は話したい人とだけ話したいし、あんまり構って欲しくないって、あれな、
やっぱり1人だと、こういうのが何ヶ月も、何年も続いたら寂しいかもな〜
若者だと目的があるから1人でも忙しいと思うけど、
年寄りっていうか、おれ、忙しくない!ということに気が付いた!」
語る、語る。
私「そうだよー、その人にしか分からない気持ちがあるからね〜。良かったね〜、気が付いて!」
どうやら少し寂しいらしい。と、思った私は、身内に連絡し、とりあえずじじに連絡してもらえるようにお願いした。
じじ「いやー、みんなから連絡来て、忙しかった!」
まんざらでも、ないようだった(笑)
私「みんなと、何話したの?」
じじ「いや〜〜、・・・忘れた!でも、お前より記憶力はいいぞ!」←自信満々、一言多い。が、間違ってない(笑)
「織姫と彦星」
我が家ではじじを彦星、母を織姫と呼ぶことがある。
母の織姫は寂しがらないけれど、じじ彦星85才は、ちょっと寂しがる。
姉と最低、年に一回は2人を合わせてあげようと、そんな話しをして、天の川の話しにちなんで、
織姫と彦星と呼んでいる。
織姫は姉の所に居て、
彦星は、我が家に居る。
私「彦星〜!」
じじ「あ?」
彦星であることを、時々自覚している、じじでありました。