8.272018
東京エンディング産業展
東日本大震災に於いての当時の状況としては、死者数が2万人弱だったことで、各地の火葬場をフル回転させても火葬場では火葬が追いつかず・・・。
ご遺体の状態も腐敗が進行し、DNA鑑定待ちに重ねて、火葬待ちが一ヶ月以上待ち、身元確定後に被災地から他県へ搬送し、火葬後にお骨になって帰って来るという方々も居られたという状況でした。
そのため、被災地各県で仮埋葬として土葬が行われ、その後掘り起こして火葬が行われました。
普段通りにはいかない上記の中で、関わる全員が、奮闘し、奔走し、試行錯誤の中でベストを尽くしていたことは言うまでもありません。
今後の災害発生時に於ける埋葬に関して、内容を再度検討し国とつながりながら、ベストを探す話し合いが、業界関係者のシンポジウムとして行われました。
私はパネラーの3名のうちの一人として、壇上に上がらせていただきました。
日本の過去の歴史の中では、仮火葬が行われいた事例もあり、
市町村、都道府県で対応出来ないほどの想定外の災害やパンデミックなどが発生した時、業界はどのように対応するのかという検討会。
後半の時間には今後の災害に備えて、地域に私たちから発信できること協力出来る減災、防災訓練を含めて、災害を経験した上で知った、覚悟と準備を他の2名の皆さんと一人ずつ提案させていただきました。
全国火葬場を取りまとめる会の理事長、
掘り起こしを経験された葬儀社さん、
そして私。
過去から未来へつながる、非常に意味深い2時間でした。