ブログ

指扇病院職員研修会

病院内にある講習会場は、立ち見も出るほどの超満員でした。職員を対象とした心の研修会ということでお声掛けいただきました。

日本の風習なども多く取り入れて、人が悲嘆を抱えた時の特徴や、その中にある大切な宝物の話し、大人も子どもも悲しみを糧に力に変えて生きていることなどを中心にお話ししました。

「大泣きしたり、大笑いしたり、深く考えたり、大切なものを見付けたり、スッキリして整理出来ました。」

と、多く声を掛けていただきました。

弊社には、グリーフケア(悲嘆の援助)の通信講座を三つに分けて皆さんそれぞれの立場でお申込みいただけるよう、準備しています。講演よりもさらに詳しく、お一人おひとりとじっくり通信講座の解答を通して、深めています。現在多くのお申し込みをいただいており、全国各地の皆さまが悲嘆の中にあるものとの関係性、それに関わる生きていくために必要なモラルや道徳観を深く、学ばれています。

風習は、その時々で生活の中にあるもの。民話は、それを語り継ぐ手段。どちらにも共通するものが、いのち。生死を問わず大切な人は、誰かの心の中にしっかり存在しているのだと思います。

医療者も、患者さんを心配し続けます。いのちや死に直面する家族と一緒に、その場に立ち合った専門の人たちは、その後もずっと心配し続けます。心配を続けることは、その方とつながっている唯一の大切な手段ですから。

今回の講演もまた、縁の下の力持ちの方に支えていただきました。みんなで作った、深い時間だったと思います。

関連記事

著書のご案内

おもかげ復元師(ポプラ社)


遺族の深い悲しみを、生きていく力に変える。ボランティアで300人以上を復元した女性納棺師が綴る、生と死のドラマ。
この商品を見る
おもかげ復元師の震災絵日記(ポプラ社)


東日本大震災後、津波被害の激しかった沿岸地域で300人以上のご遺体を復元した女性納棺師が描いた絵と言葉の実際のスケッチブック。
この商品を見る
看護職・介護職が行う エンゼルケア・死化粧とグリーフケア (日総研出版)


数多くの旅立ちに立ち会った 復元納棺師が教える エンゼルケア・死化粧とグリーフケア!
この商品を見る
納棺・遺体処置実務実践資料集(綜合ユニコム)


損傷部位の処置、溺死、縊死の処置など、ケース別の対処法を詳解!
この商品を見る
新生児・小児のエンゼルケアとグリーフケア(日総研出版)



震災でたくさんの子どもを見送った復元納棺師が遺族の負担の和らげる技術を動画解説!
この商品を見る
ご遺族参加型納棺 実践DVD(綜合ユニコム)


家族とともに行うための着せ替えの手順と手技のポイントを「全体」と「視点やポイント」の編集構成で、わかりやすく見せます!
この商品を見る
ページ上部へ戻る