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フューネラルビジネスフェア2026に講師として参加しました。

 
年に一度横浜パシフィコで行われる、葬儀業界のとても大きなシンポジウムである、フューネラルビジネスフェアに今年も講師として(20年ほど継続して講師をさせてもらっています)参加しました。

長く講師をしているからこそ、テキストを作る度に時代の変化を感じます。私たちに求められていることを正しく知ること、自分自身を俯瞰して見る視野を養う力、継続した研鑽、努力を惜しまず専門性を高めるためにコツコツと積み重ねていけるように進めていきます。

そして、葬儀業界が沢山のオプション追加などにより「高額請求」となり、ご遺族の不信感も相当のようで、消費者センターにも過去一番の相談件数とのことがニュースなどでも大きな話題になっている現代。私も全国各地のご家族からの相談を多く受けるようになりました。

つまり、葬儀業界の評判や信頼がガタ落ちの現代ですが、葬儀業界も現代は「事業制(事業なので売上重視)」と「公共性(予算に合わせて掛かる経費の提案、相談に乗ってくれる遺族のケアを目的)」の葬儀社に大きく分かれています。復元納棺業を20年務めて来てそれは大きく感じます。

なので、葬儀代を支払う側のご遺族は葬儀内容について、希望の規模や予算をきちんと伝え、必要のないサービスはきちんと断ることも大事な時代に入っています。そもそも、公共性の高い葬儀社は、最初から必要のないものを削ってくれますし、それから自分たちで出来ることは提案してくれて、ご遺族が故人のためにやりたい!と行動出来れば経費は徴収しません。出来るように手伝ってくれますし、故人への関わり方も色々教えてくれますよ。

という感じで、最近は、「途中で葬儀社を変更した」というご遺族も、随分多くなっていますよ。フィーリングは大事ですよね。

弊社への問い合わせも、「家族葬なので岩手県に移動して弔いたい」と、弊社で納棺を担当して提携している葬儀社さんや神社仏閣に葬儀のお願いをすることも増えてくる予想です。ご遺族の皆さんが一生懸命考えて伝えてくれる「弔い」の相談も増えています。これからは「弔い」を見つめる時、葬儀の形は変わっていくのでしょうね。私も現場に伺うことが増えていて、時代の変化に対応して行きたいと考えることも多く、全国各地に伺う講演を多くの皆さんにお伝え出来るYouTubeにシフトして、今年から講演を控えることに致しました。ご了承くださいませ。

葬儀社に依頼しない「DIY葬」をご遺族が自分たちで行うことも全国的に増えました。ご遺族からの相談もとても増えています。

弊社には神社仏閣を古来より守る宗教者の方々もとても全国各地からお越しになり、沢山受講されています。檀家さんや氏子さんから「葬儀代の高額請求」についてご遺族の立場として困って相談を多く受けているからですね。

現代は人生の節目やお祝い事、多くの心願の他に、特に生活の中に「弔い」が発生している訳ですから、日本の「弔い」も正しい伝統の中で行ってくださる方々です。

弊社にお勉強に来られる神社仏閣を守る宗教者の方々は、情報と多くの知恵があります。皆さんが生きるために、今どうしたら良いのか、故人と共に生きるための心持ちなどを一人一人に合わせて教えてくれます。

実は現代の変化として、「大切な人が亡くなる時」にご遺族は葬儀社ではなく、神社仏閣に直接連絡することも増えているんです。ご存知でしたか?葬儀の後も、関わってもらえるからです。昔は、その形が主流でした。原点回帰、元に戻りつつあるのかもしれません。

葬儀社がメインの現代から、葬儀社が介入しない又は、お手伝いという形で神社仏閣で葬送を完結できる時代に入っていく動きも現在は大きくあります。実際、弊社で納棺の専門技術を習得された神社仏閣で完結されることが増えてきています。ご遺体保全に関して、私の所で技術を習得された宗教者の皆さんは、エンバーミングを行いません。

エンバーミングは、海外に帰る方々など必要な人には必要です。日本のように火葬が早い場合には、特に必要ないことが多いです。そういう内容も、医療業界に「セカンドオピニオン」があるように、葬儀の世界で考えると宗教者がそれに変わるアドバイスが出来る立場にあると私は思います。そういうシステムがあっても良いと思います。葬儀はご遺族の人生を左右する大きな出来事である訳です。業界には精通しているけれど、経営には直接関係のない立場の方が介入しない葬儀業界のシステムが危険すぎると、私は思います。

弊社の参加型納棺を受講された神社仏閣で執り行われる「葬儀」、「葬送」の神社仏閣に納める金額は葬儀社が介入しない所は20万〜50万くらいです。葬儀社のお手伝いが入る場合は、大抵、神社仏閣と提携している葬儀社さんなので、相談に乗ってくれて良心的です。

そしてなるほどなぁ、と私が一番感じるのは、「弔い」の意味をもう一度見直す時期に入っているのではないかなと、思っています。

そこがごちゃごちゃになってしまっています。「弔い」は、基本的に何でもかんでも人にやってもらうことではありませんよね。支えてもらって助けてもらうことはあっても、自分で考えて、情報から選択して、自主的に動いてみることで、その意味を探す「自分の気持ちや故人の気持ちと向き合う」時間になる訳です。自分自身の悲しみと向き合う時、どのように故人を送りたいのか。ご冥福という、故人のこれからを心配して「安心出来るように幸せに過ごして欲しい」と、昔から私たちの気持ちが持つ大切な感情の中に、一つ一つの大切なことを見付けられることがあるのかもしれません。それが、亡き人への応援になると思います。

つまり、時代の変化と共に、ご遺族の皆さんも正しい知識と情報で、葬儀社を選ぶ時代に入りましたね。平均的に何社からか見積もりを取る時代にもなりました。

何が良いか悪いかよりも、必要か必要じゃないのかをきちんと正しく悩んで、判断する時代です。普段からの情報収集も大切にしてください。AIも時々違うことを表示します。AIはアドバイザーだと思いますので、上手に付き合いながら根拠ある情報を得て、一旦考えてから行動出来ると良いですね。


そこを意識して、今年もテキストを作成しました。横浜パシフィコのシンポジウムでは当日券も完売して、沢山の皆さんの皆さんにご参加いただきました。お疲れ様でした。

この内容は、おもかげチャンネルでもお伝えしたいと思っています。(現在、編集中)

それから最後に、全国各地で地震や台風など災害が続いています。日本は元々災害の多い国です。だからこそ、備えの工夫や、避難も訓練している人が増えました。周りに声掛けしながら、公助を当たり前と思わす、自分の命は自分で守るべく、留まるか又は安全な場所へ速やかに避難するか判断して行動してください。飴玉を舐めるとメンタルが安定しやすいと言われていますので、避難する時の避難袋には飴玉を忘れずに!(お年寄りや幼児用は、棒などが付いているものがいいですね)

季節の変わり目、体調を崩しやい時期ですので健康管理に気を付けてお過ごしくださいね!

それでは、また!



        おもかげ復元師 笹原 留似子

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