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東日本大震災震災写真・震災絵日記パネル展

毎年開催しています、

いのち新聞編集部主催、
1日だけの〜東日本大震災震災写真・震災絵日記パネル展を開催しました。

2月11日、昨年同様、岩手県北上市さくらホールで開催しました。

今年も岩手県警察本部、北上警察署の大々的なご協力、

私が授業には入らせていただいている看護学校から10名の人員協力、

そして北上市の後援として、

企画内容は、

警察本部と警察署からお借りした震災当時の警察活動70枚の展示、

いのち新聞メンバーが記録している写真多数、被災者の皆さんからご提供された写真含めて、その後の被災地パネルなど9面、

震災絵日記パネル9面、

母ちゃんの会「お花コーナー」

医学部学生作成心理学パネル4枚、

〜今年初の展示物など

いわて被害者支援センターさまパネル7枚

追悼ライブ、

いのち新聞小学生チーム作成の津波と防災パネル2枚、

私、笹原が作成中の被災者遺族とお話しした民族風習や死生観を表現した「命日人形展」30点の内から4点を選び展示、

など多くの皆様のご協力をいただき、

いのち新聞編集部、母ちゃんの会、警察の皆さま含めて関係者の皆さんと一丸となり、

準備期間はのべ二週間、

報道関係の皆さまのご協力も賜り、

昨年と同じ会場で開催しました。

〜現在の心の動き
311の命日が近くなって来たこの時期は、当時のことを深く深く思い出す時期でもあります。

普段は弱い自分を出さないようにしていても、やっぱり命日の近いこの時期は弱い自分をコントロールしにくくなります。

お空へ行った家族を思い、

会いたいと願い、

なぜ、あんなことが起こったのかと深く考えます。

自身がこれ以上悲しい思いをしないように、

自分の悲しみから発言される言動で人の心を傷付けないように、

わざとその話題を避け、

本当は一人一人の心の中で大事に思っています。

毎年繰り返す感情は、

お空に行った大切な人たちの存在と、

ずっと一緒に過ごしていた時間、

悲しみを受け入れてくれる人との出会いや温もりに触れ、

何とか支えられているのも確かなことです。

しかしながら正直、

あの時のまま止まっている自分と、
時間だけが進んでいるので、進んでいるような感覚の自分を誰もが持っていて、

あの時間のまま止まっている自分の世界には、守りたい大切なことがたくさんあるので、止まっている訳ですから悪いことではないと私は個人的に思っています。

〜開催の目的
この気持ちって何だろう?

みなさん一人一人が自分と向き合える情報を会場に揃え、

皆さんと一緒に「タイムスリップ」として毎年、被災された方々の心情を表現するべく、ご遺族を中心に企画しています。

今年も多くの皆様の温かい思いに支えられ、お力をお借りして、開催致しました。

来場者数、326名の皆さまにお出でいただいて、

皆様とのご縁を、関係者一同感謝申し上げました時間でした。

お空の上の皆さんが、動いてくれたとしか思えない出来事が、次々と舞い込んで来ていました。お空の上の皆さんといっしょに、今年も企画に挑みました。

今年もご支援をいただきました皆様におかれましては、文書にて詳細を記載したものをご報告と御礼として、お送りいたします。

本当に、ありがとうございました。

〜会場内設置の募金箱〜
当日会場で募金箱を設置し、皆さまのご支援を賜りました。今回皆さまからご支援いただいた募金は、いわて被害者支援センターさまへご寄付させていただくことに致しました。ありがとうございました。詳細は後日改めて、お伝えしたいと思います。

〜次回〜
次回はお盆時期に開催致します、

「納涼、こわい話大会」でお会いしたいと思います。

引き続きご支援をいただけます皆様におかれましては、いのち新聞の中にご案内があります、活動支援口座へご協力をよろしくお願い致します。活動内容は文書にて、ご報告申し上げます。

〜これから
遺族となった子どもたち含め、生活苦や様々な事情と問題と悲嘆を抱える子どもたちが集まるようになりました。

最初は私一人で対応しておりましたが、この動きに気が付いてくれた色々な皆さんのご協力を受けられるようになり、いのち新聞、母ちゃんの会での受け入れの形を取り、弊社の事務所の一室でスタートすることになります。

その詳細とこれからについては、市の方へは報告と相談を済ませ、時期的には夏ごろの予定でもう一つ活動が増える予定です。

野菜やお米農家さまなど皆さまにも深くご理解をいただいて、医師、看護師、学校の先生方々や家庭科の先生にもご協力いただき、子どもたちを支え育てる体制が現在整いつつあり、多くの皆さまからもご支援をいただく予定となりました。活動資金の調達も、現在進めております。また、皆さまにはこの場を借りてご報告を含めて、可能な所でupしたいと思っています。

現在の支援内容としては、相談から始まり、一人一人に必要な下着や上着、ジャンパー、文房具、寝具、食糧支援(野菜、果物、米など栄養価の高いもの)などを行い、社会の仕組みを説明しよく理解してもらって、心身のケアを中心に行っています。※現在、物品の募集はしておりません。活動資金のご寄付については、いのち新聞の口座まで、よろしくお願い致します。

追って、ご協力の相談をこの場でさせていただくことがあるかもしれません。その時は、どうぞよろしくお願い致します。

すでに始まっている活動のため、なかなかブログも打つ時間がなく、楽しみにしていただいている皆さまには申し訳なく思っていました。ご理解をいただけましたら幸いです。

インフルエンザも猛威を振るっており、4月半ば頃までは続くそうですから、皆さまもどうぞお気を付けてお過ごしください。

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