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いのちの授業

いのちの授業に伺っていました。

地元の中学校、北上北中学校で全校生徒130名に向けて、北上中学校で全校生徒560名に向けての合わせて2校。明日は北上翔菜南高校に伺います。

今月中旬には、昨年に続き島根県浜田市の中学校3校に伺います。

いのちの授業終了後には、生徒さん方の「もっと聞きたーい!」に励まされ、

「パワーください!」とみんなに握手を求められて、

何屋さんだか分からなくなってきた、この頃です(笑)

いのちの授業に伺う度に、皆さんの思いを教えてもらうことが増えました。

「死んだばぁちゃんに、どうしても会いたい」

「お母さんは、お空の上で何をしていますか?」

沢山の質問に出会います。

日本の風習の中には、みんなの思いを叶えると言われている色々なものがあります。

授業の中では、質問に答えて一つ一つの説明をします。

その昔、皆んながお医者さんに診てもらえない時代は、地域のおばあちゃんのところへ行って、痛いお腹をさすってもらいました。

おばあちゃんは、

「オンコロコロ、オンコロコロ」

と、おまじないをかけながらお腹をさすってくれました。

オンコロコロとは、「オンコロコロセンダリマトウギソワカ」という薬師如来の真言です。

何でも知っていて、何でも出来るおばあちゃんから、薬師如来の真言でおまじないのオンコロコロをしてもらいます。温かい手は心地よく、安心します。気が付いたら、痛いのが治っていた。

口コミで広がり、いつも地域のおばあちゃんの家は、子どもたちで賑わっていました。

そういう系の、おまじない。日本にはたくさん伝えられています。

亡くなった家族に会いたいと思うことは、当たり前のこと。だって、家族なんだものね。

後悔だって、大好きな証拠。大切な存在だったんだと、後悔はその存在で教えてくれています。

今という時間は、二度と戻らない。当たり前のことを、頭で理解していたことを、心で感じて生きてもらえますように。

皆さん一人一人を支えてくれている人に、気が付いて、もらいっぱなしの愛情をきちんと返す表現を身に付けて、大事にしてもらえますように。

後悔しない生き方のポイントを伝えました。

いのちの授業は、死という存在から今を生きるということを考えていきます。

そして、皆さん一人一人が周りの人と上手く関わって生きていけるように、

1、あいさつ
2、ごめんなさいが言える人になること
3、ありがとうの感謝の気持ちを、きちんと言葉にすること

大人の世界だって、それがあるかないかでは、相手に関わってもらう形が、大きく変わるものです。今から、癖を付けておこうね!

そのような話しも含めて、いのちの授業を進めています。

最近は60分の枠での一時間が多くなりましたが、本当は90分欲しいです。子どもたちからの質問も多いので、その後30分あると良いですね。希望としては、120分の二時間あるととても充実した、いのちの授業になるのではないでしょうか。その中に、トイレタイムがあると、壇上に子どもたちが集まって来て(笑)沢山質問をしてくれるので、なかなか意味深い時間になります。

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