じじシリーズ

〜あれ？
先日、じじと話をしていたときのこと・・・。

「それでいてあれだもんな・・・、あれよ・・・。あれ？何言うか忘れた（笑）」

良いところで、そんな発言で大笑いしました。

〜感服
台所の仕事をしながら久保田利伸の歌を聴いていた、私。昔から、よく聞いている。そこへじじがやって来て、

「おれ、知ってる！この人は、山下ともひさだろ？」

私「誰それ〜！違うよ、久保田利伸だよ〜〜ぉ！」

そんな会話があったことを、先日の懇親会の席で話したら、みんな驚いていた。

「８６歳で、山下ともひさを知っているのがすごい！！」

「へぇ！！すごい！」

みんなが口々に言っている。誰だろう？

「山下ともひさを知らない人が、じじをバカにしちゃダメです！！」

ガーン←みんなから教えられた私。

私「じじ、ごめんね。みんな驚いてたよ！」

じじ「おれ、テレビと友だちだし！」

時代についていけていないのは、私の方だったらしい（笑）反省しましたとさ。

〜ノリ
私「じじ、あれ、冷蔵庫にあれが入ってるから！食べてね。あれ、あれ？名前思い出せない。あれ、あれ！」

じじ「・・・。」丸まった背中を伸ばして、うーっと伸びる。

私「あれ、あれさぁ！あれ、あれ・・・。」←これがまた、なかなか思い出せない。ガーン。

じじ「・・・、・・・ん、あー！あー！あれな！あれ、あれな！分かった。はーい。」

私「そう、そう！あれさ！あれ！分かった？あれね！」

じじ「うん、あれな！分かった！」

私「・・・本当に分かった？」

じじ「分かるわけねーべ（笑）」

大爆笑。冷蔵庫のあれ、お刺身のことだったんだけど、お刺身はどんな気持ちでこの親子の会話を聞いていたのだろう。

じじ曰く

「さくらんぼは二本ないと実がならない、

ぎんなんは、オスとメスがないと実がならない、

だから、じじは一人では生きられない。

だが、お前は一人でも生きられる。」

私「何を言い出す！？」

じじ「いや、名言を残したかったんだけど、どう？」

私「どうもこうも、ないね。（笑）」

じじ「じゃ、次行きまーす！」

私「けっこうでーす！」

じじ「思いつきませーん！」

私「思い付いたら、聞きまーす！」

じじ「はーい！」

一体、何だったろう。早朝から（笑）しかも、とても忙しい早朝から（笑）満足気に自室に帰る、じじでした。