5.182019
じじ、元気です
87歳、じじ。
自分で決めた人生の節目に、車を廃車にして、決めた通り免許を返した。元々あまり外に出掛けなかったけれど、以前よりもやっぱり外に出なくなり、ちょっと心配。
「買い物に行くかい?」
私も仕事終わりに、家に帰る前に電話をして、じじが出かけるきっかけを作るようになりました。まぁ、前より一緒にいる時間や、出かける時間が増えた気が、しないでもない(笑)
天気の良い、ある日のこと。じじを車に乗せてお買い物へ。
私「コンビニ寄るけど、何かいる?」
じじ「んー、シュワってやつ!」
私「(分かりづらい・・・から、聞いた。)商品名は?」
じじ「シュワシュワってやつ!」
シュワが一つ、増えただけだった。で、サイダーを買ってみた。
じじ「これ、これ!」
良かった。合っていた!(笑)一件落着〜♬
〜杖をついた可愛いおじいさん
違う日の買い物中。ホームセンターに行きたいと言うから、行った。私もお買い物。
先日のご縁で、ご遺族で草刈りが出来なくなった高齢のお年寄りが居られて、草刈りの得意なご遺族に相談して、いいカマを教えてもらって見付けてご機嫌な私。ルンルン♬
私「あれ、じじが居ない!」
普段から長い距離は歩けないが、ショッピングカートを押せば、ホームセンターの中なら段差もないし歩けるじじ(笑)
探したけど、居ない。
レジのお姉さんに声を掛けた。
私「すみません。杖のついた、可愛いおじいさんみませんでしたか?」
レジのお姉さん「杖をついた可愛いおじいさん、今、このお店に5人ほど居られますよ。なので、たくさん見ました〜〜!!」
私「え!?そんなに居るのーーー!?」
レジのお姉さん「はい!見掛けたら、手当たり次第、杖をついた可愛いおじいさんにお声おかけしますか?」←素晴らしい。このお姉さん、最高だ!
私「いや、大丈夫です。もう少し、探してみます(笑)」
レジのお姉さん「こちらの店にご来店される高齢の方は、お買い物に疲れたら、たいてい外のベンチに座って居られます。」
私「え?じゃ、行ってみます。」
レジのお姉さん「はい、それでも見つからなければ、遠慮なく声掛けてください!」
私「あ、ありがとうございます。」
外へ行ってみた。ベンチの方を見た。
いた!
本当だ!いた!
お姉さん、すごい!!
じじ、私に手を振りながら言った。
「なに、ニヤニヤしてんの?」
あのお姉さん、すごい!と思った。これまでの話をすると、「そりゃ、預言者なんだな」と言っていた(笑)
〜時計が止まった
ソーラーのはずの、時計が止まった。困った。時計屋さんへ走った。時計屋さんが言った。
「ソーラーの、こんなに良い時計が(シチズンオブザイヤーでいただいた時計)止まるなんて!!よほど光に当たってなかったとしか、思えないです!!」
思い返せば、確かに仕事中は外すか、時間が限られているミッションの高い現場では、時計はグローブの下に隠れてる・・・
御遺体は、光に当たると変化が進むので、太陽や光を当てないよう、処置をして安定するまでお願いすることも多く、確かに常に光は私にも当たっていない。
御遺体の傍にいることが多いから、太陽に当たることが、ほとんど無いのかも!
と、じじに話したら、
じじ「亡くなった人がな、ありがとうね!って言ってる証拠だ!お空に着いたよ〜って、言ってるんだ!!」
私「んー、そっか。なら、いっか!(良いか)」
じじが、神々しく見えた気がした。年寄りって、良いね〜〜。(笑)