6.172020
悲しみの感情
毎日、納棺の現場に伺いながら、継続したグリーフケアの現場にも走っていました。
《新型コロナウイルス》
先月、新型コロナウイルス感染症、COVID19に関して、弊社の専門技術育成コースを受講された皆様へ緊急で対応を記載したお便りをお届けしました。
現在は、新型コロナウイルス対策として、綜合ユニコム「フューネラルビジネス」で、連載寄稿中です。
《爽やかなお客さま》
県内も県をまたぐセミナー講演も延期になり、現在は、現場と原稿のお仕事に集中していました。
今はコロナの影響でいのちの授業など、出張の講演はありませんが、県外に伺うと、岩手県出身のみんなの憧れ、大リーガーの選手の皆さんの質問が、生徒さん方は目をキラキラさせながら飛び交います。
先日、その大リーガーのお友だちがひょっこり事務所に遊びにきてくれました。実に清潔感のある爽やかな青年で、大リーガーの親友も、やっぱり一流だなぁと、感心しました。
こんな話でも、盛り上がった。
まぁ、よくある迷惑な話が、親しくない人が親しいと言いながら、あれこれと事実ではないネガティブな誤った情報を会う人たちに話して歩く人が居る。事実がどうかの確認のためと、その内容を教えてくれる人が居るから、言われた本人の耳には、実はしっかり届いている(笑)
「それは、事実ではありませんね」
と、こちらもお伝えするしかないので、誤った情報を流した本人の評価は自然と下がるものではないでしょうか。
本当の知り合いなら、そんなことは言わないので、かしこい人は見極めることが出来るか、確認するので、まぁ心配はいらないでしょう。
そんな話でも、盛り上がりました。おおよそは、グリーフケアの話し。遺族のケアで、連携出来れば良いね、中身の濃い、そのような話が中心でした。
《49日まで》
現場に伺うと、子どもたちのグリーフケアにあたることが毎日続いていて、風習を語らい、現場で実践して来ることが増えている。
「泣いて、損した!(笑)」
お父さんを急死で亡くした、小学生の女の子が、いっぱい泣いた後、風習を理解した時に発した言葉。現場では、みんなが子どもたちを心配していたから、全員思わず声を出して笑っていた。
きっとお父さんも、死を迎えた直後は何が起きたか分からないでしょうし、今、ゆっくりと先に逝った人たちに色々教えてもらっているのではないでしょうか。生きる世界は違っても、これからも家族で一緒に考えていくことは何も変わらないと思います。
子どもたちが力をつけるまでは、傍に居ようと思う現場が、今、とても増えています。
大切な人を亡くしたら、深い悲しみに落ちます。でもそれは、もらった愛情の深さに等しい。
そして、生きている限りずっと悲しみ続けます。でもそれは、愛し続けてる証拠。
どうか自信を持って、悲しんでください。悲しむことは、何も悪いことではありません。
悲しみの感情は自分の気持ちを確かめられる、唯一よく理解出来る自分自身であることと、亡き人を守ろうとする、強い自分なのですから。