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いのちの写真展2021.2.11

    東日本大震災から10年。私たちの活動としては、9回目を迎えました。

 東日本大震災追悼イベント
 〜いのちの写真展〜

 毎年ご来場いただく震災遺族の皆様からのご要望で「警察、海上保安庁、自衛隊、消防に会いたい」その思いを叶えていただいた夢のような1日になりました。

 会場内には、警察官、海上保安官、自衛官、消防士の皆さんが40名以上、ご来場者対応をしていただき、ご来場された皆さんが各々に各機関様の所へ行って、

 当時からこれまで大切な家族を見つけてもらったり、捜してもらったりしたお礼を伝える方、これまでどのような思いを胸に過ごしてこられたのかを話し、ケアをしでもらっていました。すごいですね。各機関様にケアをしてもらう時間・・・。夢みたい!「あの時と同じ、また、助けてもらっちゃった」と、涙を拭きながら良い顔で教えてくれる方々もたくさん居ました。

 各機関の皆様は、私たちいのち新聞(遺族の会)の趣旨や気持ちをとっても深くご理解くださいまして、本当に追悼イベント当日までの期間、たくさん学ばせていただきました。感謝を申し上げます。

 そして、各機関様それぞれの展示ブースを担当していただきました。

合わせて600点の写真が公開され、これまで未公開の写真もたくさんあり、震災遺族の皆さんの要望として、

1、普段の公務内容
2、訓練などの様子
3、東日本大震災・災害支援活動の様子

を是非知りたい!とのことで、その内容にも全部答えていただいました。

 迫力あり、凄さあり、感動あり、優しさあり、とってもステキな会場になっていました。

2月7日には、「海に向かっての演奏」として、沖にいるであろう行方不明の皆さんに向けて、警察、海上保安部、消防、市長さんが黙祷くださいました。

 とても感動的な光景で、皆さんの敬礼のお姿を、沖にいる皆さんがまるで喜んでいるかのように、空は青く、海は穏やかで、大きな貨物船の船長さんも私たちにエールを送ってくれていた(海上保安部部長さんが教えてくれました)そうです。私たちメンバーと、行方不明者の家族の帰りを待つ方々に声を掛けて、一緒に参列させていただきました。

 その様子を併せて3月11日のYouTubeでご紹介したいと思います。どうぞ、ご期待ください。

 警察、海上保安部、自衛隊、消防の皆さんと釜石市、県、釜石商工会議所様とスポンサーの皆さま、応援していただいた全国の皆さまのおのお陰様で、素晴らしい1日となりました。

 そして、お空に行った皆さんと一緒に力を合わせた時間だったねと、メンバー一同、お気持ちをいただいた皆さまに、深く感謝をさせていただいた1日でした。

 お力をいただきました皆さま、心を寄せていただいた皆さま、ありがとうございました。

 新型コロナウイルスに負けない!ことの意味を、各機関様から深く学んだ期間でもありました。

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