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カムチャツカ半島付近で発生した大規模地震

 
 
ロシアのカムチャツカ半島付近で発生した大規模地震の影響により、北海道から沖縄県にかけての太平洋全域での避難警報、注意報が発令されました。被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

今回は、千島海溝、南海トラフとして発表されているエリア、全域です。

ニュースを見て、国や都道府県が発表している「公助」が辿り着くまでの「自助」と「共助」の必要性を充分理解できたのではないでしょうか。「自助」「共助」が実践できた方も、ニュースを見ていて多かったなと感じました。

今回の津波警報、注意報により、様々な課題が目の前に現れたと思います。私たちは東日本大震災を始めとする多くの災害現場で、支援を続けて来ましたが、その時その時の課題に現場で直面しながら、振り返り話し合って来ました。

《発生しうること》
今回の件では、災害が発生した直後に話し合った課題は、いつもの内容に近いものでした。初期に
意識しておきたい内容を、皆さんも確認してみてください。

避難時に車移動となると当然、道路は渋滞します。どうしますか?

交通機関も動きません。
どうしますか?

コンビニもスーパーも閉まります。
食糧と飲み物は備蓄していますか?

家族、職場との連絡のやり取りは、
どうしていますか?
色々話し合って決めていますか?

避難所の場所は、確認できていますか?

車で寝泊まりする場合のストレッチ、
エコノミークラス症候群の対策は大丈夫ですか?

衛生面が悪化します。特に今のような酷暑の中での対策は?アルコール消毒液やシートは持っていますか?

トイレは?

停電した場合は暗い中では不安になり、そして不便です。
懐中電灯と電池、又はロウソクはありますか?

暑いと汗が、寒いと羽織るものが必要です。
準備できていますか?

携帯と充電器はセットでありますか?

など、災害時には「普段の当たり前」が通用しなくなります。リスクマネージメントで、いざという時にどうするのか、考えておく時代に入りました。


それでは次に《仕事中》
仕事中に避難指示が出た時は?お客様の避難はどうしますか?

体調が悪くなる方も多いです。その時、どのように対応しますか?

規模により、災害の時には電話がつながりにくくなります。前もっての打ち合わせと約束事も、大事になります。

支援に入る時の準備はどうしていますか?

支援を受ける時の心得は大丈夫ですか?

被災地全体の情報は、フェイクが含まれることがあります。根拠、確認の手段は?と、様々です。

弊社の災害講習を受講された皆さんは、講習を振り返ってみてください。「受援」と「支援」、今一度確認してみてください。

災害講習を受けた後、通常の業務がよく見えるようになったという話しをよく聞きます。視野が広くなるからですね。

お問い合わせは、弊社までメールでお問い合わせ下さい。お問い合わせいただいた順に担当より、ご連絡させていただきます。
 
 

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