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東日本大震災から15年。

 
東日本大震災から15年。

今年は何故だか、静かに過ごしたいと思っていました。復元にご縁をいただいたご遺族のみなさんと当時の話が出来たり、この15年の気持ちを分かち合えたことが嬉しかった、大切な今年の311でした。

当時を知る警察官のみなさんとも、涙腺を崩壊させながら、みんなでじっくりお話し出来て深い時間でした。そういう時間が、自分の気持ちを支えてくれました。

夢だったら良かったのに。
今でも、そう思います。

東日本大震災の安置所の記憶は、とても悲しい現実だったけれど、そこには亡くなった人を守ってくれる、家族に寄り添ってくれる警察官が沢山、居ました。

瓦礫の中から見つけてくれた、自衛隊、警察、消防のみなさん。海で見つけて陸まで連れて来てくれた海上保安庁のみなさん。公務と言っても、その中に被災者の方々は沢山居ました。そういう人たちの活動で、災害支援は行われています。それを、やっぱり知って欲しいと、災害現場に居て、いつも思っています。

現在、政府では日本で起こる可能性のある災害の発表が行われるようになりました。

私たちが経験したことを、ただ可哀想な体験で止まることなく、みなさん一人一人のいのちを守る知恵と行動につなげて欲しい。今年は、みんなでそういう話になりました。自治体が発表する、災害マップを確認して、日々過ごして欲しいと願います。

「自分だけは大丈夫」その気持ちが、リスクを生みます。大丈夫ではなかったとしたらという気持ちを、毎日の生活の中に訓練として組み込み、実践してみてください。それが、安全な生活につながるはず。正解の方向のその先にはきっと、隣の人同士の心のつながりが生まれるはずですし、周りの大切な人への感謝につながるはずです。

今日が当たり前にある訳ではない。
明日が当たり前に来る訳ではない。
時間は、二度と戻らない。

私は多くのお別れに立ち合い、多くの災害を経験して、このことを知りました。後悔しないで生きるためには、大切な人への感謝の気持ちを伝えておくこと。なんでも良いから、大切な人とハイタッチしておいて欲しい。いつ、お別れが来ても記憶と手の感覚は、温もりを覚えているはずだから。

今日を大切に生きていれば、その積み重ねが温もりいっぱいの人生になるはずです。周りのいのちが愛おしくなり、周りのいのちの輝きに気が付ける。悲嘆を経験した人たちは、とても弱いけど、とても強い。ということも、私は知っている。

来年は、みんなで弔いの気持ちで何か企画をして集まりたいなと、東日本大震災で同じ光景を見た、立場を超えて一緒に動いた人たちとの時間を過ごせたから、きっとそのお陰で、そういう気持ちになりました。

内容が決まったら、今年の冬頃になるかなとは思いますが、ホームページでも発表したいと思います。また、みなさんにお会い出来ることを、楽しみにしています。


     おもかげ復元師   笹原 留似子

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