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じじ、元気です

87歳、じじ。

自分で決めた人生の節目に、車を廃車にして、決めた通り免許を返した。元々あまり外に出掛けなかったけれど、以前よりもやっぱり外に出なくなり、ちょっと心配。


「買い物に行くかい?」

私も仕事終わりに、家に帰る前に電話をして、じじが出かけるきっかけを作るようになりました。まぁ、前より一緒にいる時間や、出かける時間が増えた気が、しないでもない(笑)


天気の良い、ある日のこと。じじを車に乗せてお買い物へ。


私「コンビニ寄るけど、何かいる?」


じじ「んー、シュワってやつ!」


私「(分かりづらい・・・から、聞いた。)商品名は?」


じじ「シュワシュワってやつ!」


シュワが一つ、増えただけだった。で、サイダーを買ってみた。


じじ「これ、これ!」


良かった。合っていた!(笑)一件落着〜♬

〜杖をついた可愛いおじいさん

違う日の買い物中。ホームセンターに行きたいと言うから、行った。私もお買い物。


先日のご縁で、ご遺族で草刈りが出来なくなった高齢のお年寄りが居られて、草刈りの得意なご遺族に相談して、いいカマを教えてもらって見付けてご機嫌な私。ルンルン♬


私「あれ、じじが居ない!」


普段から長い距離は歩けないが、ショッピングカートを押せば、ホームセンターの中なら段差もないし歩けるじじ(笑)

探したけど、居ない。

レジのお姉さんに声を掛けた。


私「すみません。杖のついた、可愛いおじいさんみませんでしたか?」


レジのお姉さん「杖をついた可愛いおじいさん、今、このお店に5人ほど居られますよ。なので、たくさん見ました〜〜!!」


私「え!?そんなに居るのーーー!?」


レジのお姉さん「はい!見掛けたら、手当たり次第、杖をついた可愛いおじいさんにお声おかけしますか?」←素晴らしい。このお姉さん、最高だ!


私「いや、大丈夫です。もう少し、探してみます(笑)」


レジのお姉さん「こちらの店にご来店される高齢の方は、お買い物に疲れたら、たいてい外のベンチに座って居られます。」


私「え?じゃ、行ってみます。」


レジのお姉さん「はい、それでも見つからなければ、遠慮なく声掛けてください!」


私「あ、ありがとうございます。」


外へ行ってみた。ベンチの方を見た。


いた!


本当だ!いた!


お姉さん、すごい!!


じじ、私に手を振りながら言った。

「なに、ニヤニヤしてんの?」


あのお姉さん、すごい!と思った。これまでの話をすると、「そりゃ、預言者なんだな」と言っていた(笑)

〜時計が止まった

ソーラーのはずの、時計が止まった。困った。時計屋さんへ走った。時計屋さんが言った。


「ソーラーの、こんなに良い時計が(シチズンオブザイヤーでいただいた時計)止まるなんて!!よほど光に当たってなかったとしか、思えないです!!」


思い返せば、確かに仕事中は外すか、時間が限られているミッションの高い現場では、時計はグローブの下に隠れてる・・・
御遺体は、光に当たると変化が進むので、太陽や光を当てないよう、処置をして安定するまでお願いすることも多く、確かに常に光は私にも当たっていない。


御遺体の傍にいることが多いから、太陽に当たることが、ほとんど無いのかも!


と、じじに話したら、


じじ「亡くなった人がな、ありがとうね!って言ってる証拠だ!お空に着いたよ〜って、言ってるんだ!!」


私「んー、そっか。なら、いっか!(良いか)」


じじが、神々しく見えた気がした。年寄りって、良いね〜〜。(笑)

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