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納棺と復元について ~ご質問回答~

 

 

 納棺と復元について、沢山ご質問をいただきましたので、お答えします。


【納棺について】
 全国的に納棺の種類は様々あると思いますが、弊社の納棺は「参加型納棺」という、特殊なコミュニケーション、つまりグリーフケアを活用した内容になっています。
 「参加型納棺」の仕組みなどは弊社オリジナルとなっており、代表笹原が独学で培った現場経験から組み立て、弊社設立と同時に商標登録(特許庁)を行なっております。
 そのノウハウを、医療、宗教者、行政、公務、教育機関、葬祭など各分野で講習を行い、様々な現場で活用されています。セミナーには、出張と受け入れがあり、出張は全国主要都市で行われる形で18年続けております。受け入れセミナーは、専門技術育成コースとして、新人からベテランまで、一般から各専門職まで、笹原を中心に指導を行い全国各地からの受講生を受け入れております。
 弊社の専門技術育成コースを修了された方は「修了証」と「修了証兼会員カード」を持ち、全国に約300名、各分野で活躍されています。(大変混み合っております。お申し込みご希望の方は、弊社ホームページからお問い合わせください。担当者よりご連絡をさせていただきます)

 参加型納棺は、遺体管理・保全・感染管理・環境管理、造形心理学などが含まれており、全てを習得いただくことが可能です。
 ご遺体のお手当と環境を整えることで、基本はその地域の習わしに合わせて平均長くても1週間〜2週間の保全管理を行います。
 お体は最長30日持たせることが可能です。正しく学んで実践いただくことで、管理は十分に行えます。



【復元について】
 弊社の復元の内容について、ご説明致します。
 特殊な状態のご遺体を復元、保全などを行い、環境とご遺体の状態に合わせた弊社オリジナルの「グリーフケア」を実施しています。
 ここでの詳しい説明は差し控えますが、基本はご遺族の希望、要望に合わせて復元を行います。
 炭化、腐乱、餓死、るいそう、事故、事件など、おもかげを無くしたご遺体を造るのではなく「戻す」復元の技術を提供します。復元技術は、笹原の独学です。
 東日本大震災では、死後50日〜60日以上経過したご遺体を復元し、ご家族と対面のお別れをいただき、特殊なグリーフケアを提供させていただきました。(NHKスペシャル〜最期の笑顔〜をご覧ください)
 能登半島安置所支援では、火葬場が回るまでということの現場での依頼で1ヶ月保全、保存出来るように衛生、お手当、復元、管理納棺を実施して参りました。
 その場を取り巻く環境に対応させていただいております。

 光はなかなか当たりませんが、そういう世界があるということ。そして、お別れを必要としている方々が居るということを、一人でも多くの方に知っていただければ、ご家族のお支えになるのではないかと考えています。

 今後も、ご遺体とご遺族のお別れのために、培った独学の技術とグリーフケアを更に深めて研鑽し、ご提供させていただきたいと思っています。

    復元納棺師 笹原 留似子
 
 

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