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1日だけの、東日本大震災写真・パネル展

 

〜1日だけの〜
東日本大震災、写真・パネル展

今年で5回目を迎えました。東日本大震災・写真、パネル展は2月24日、

岩手県警察の皆さまのご協力、医学部・薬学部学生7名、水沢学苑看護専門学校生10名と先生などボランティアスタッフ含め、いのち新聞スタッフ、母ちゃんの会スタッフ(高校生2人ありがとう!)スポンサー様のご協力と総勢324名の皆さまにご縁をいただき、ポスターの貼り出しなど含め支えていただき、ご来場いただき、お陰様で大盛況で終えました。

これまでの写真、パネル、あの時と今。200枚を超える展示物がありました。警察本部から60枚、警察署から今年初めての展示物20枚含めて展示しました。途中、会場内スタッフが気が付きました。

「皆さん、泣いています!」

「よし、よく気が付いてくれたね!各所にティッシュを置こう!」

「はい!」

急きょ、三ヶ所にティッシュを置きました。

被災者の皆さん、ご遺族も多くご来場いただいていましたので、大切な家族を思う、被災した皆さんの人生を想ってくれる優しい涙でした。

入り口にはタイムスリップの場所があり、鏡のカーテンをくぐると7年前に戻る。

二階で展示物を見て、防災知識である津波のこと、防災グッズなどをご覧いただき、医学部の学生たちが作ってくれた一階の心理学コーナー、突然お空に帰ることになった子どもを持つ、母ちゃんの会のお花のコーナーで癒されてお帰りいただくという、

今回はみんなの意見で初めて、それぞれのコーナーをつなぐ、ストーリー仕立てにした企画でした。

母ちゃんの会は、ご来場者とスタッフの憩いの場となり、ゆったり、ゆっくりくつろいでいただいていました。初めてのコーナーでしたが、大きな意味があった!これは、新たな発見でした。

皆さんの愛情込もった多くの差し入れも、医学部学生、看護学生、などなど若い子たちがスタッフとしてたくさん休む暇もなく頑張ってくれる中で、みんな大喜びでした。本当にありがとうございました。

ご来場いただいた多くのご遺族の皆さんとも再会出来た、素敵な時間でした。
「笹原さん、あれから10年経ったんだよ。」

災害で亡くなった、当時小学生の子のおばあちゃんでした。

「10年ですか・・・。」

「あの時、笹原さんを毎日呼んで話を聞いてもらってごめんね。通ってくれて、ありがとう。今はね・・・。」

ご家族お一人お一人のことを、教えてもらいました。その中で、亡くなったあの子がちゃんと存在していて、素敵な家族だなぁって思いました。

「嫁姑の中をね、あの子が今もつないでくれていて、仲良しなんだよ(笑)」

あの時は悲しみのあまり、怒りに見えていたおばあちゃんの心情を、今日まであの子が支えてくれていたそうです。

あの時のまま、時間が止まっているけれど、ちゃんと意味があって止まっていることを教えてもらいました。

「明日、突然成人するかもしれないけどね。この気持ちはね〜、大切な人を亡くした経験のある人には、分かるのかな?」

おばあちゃん、来年も来るからねって、隣の市にお帰りになりました。

会場に行けないけど、応援してくれた多くの皆さんにも感謝を申し上げます。

皆さんに心を掛けていただいて、1日だけの写真・パネル展を終えました。

〜現在のパネル展
2月24日のパネル展の後、パネルは色々な場所でお世話になっています。

1、静岡県様
パネル25枚、

2、北上市内の北上信用金庫様
パネル30枚、

3、盛岡市都南図書館様、
いのち新聞1〜6号展示

会場で今後のパネル展企画のお話を、図書館、教育機関、行政など、いくつかいただきました。ありがとうございます。

ご支援、応援いただいた皆様に、深く感謝を申し上げます。ありがとうございました。

〜次回予告
いのち新聞の次の企画は、
「夏の納涼まつり〜怖い話し大会」です。

体験談語り部ゲストを数名予定しています。日本の風習や、いのちについて、みんなで考えて行けるよう企画しています。

引き続きのご支援を、よろしくお願い致します。ご支援いただけるスポンサーの皆様には、活動報告をさせていただいています。今回の企画活動報告は、順次現在発送致しております。次回ご支援につきまして、パネル展同様、ハガキや封書にて住所・氏名・電話・メッセージなどをご記入いただき、いのち新聞編集部宛に郵送ください。

〒024ー0021

岩手県北上市中野町2丁目28-23

株式会社  桜内

いのち新聞編集部

《活動支援・ご案内》

(口座)

北上信用金庫  東支店

普通     0103488

(名義)

いのち新聞      代表   笹原  留似子

 

 

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