4.302018
専門技術育成コース
専門技術育成コース、今月は12名の皆さんが受講されました。
今月は、参加型納棺の基礎であるEー3コースの受講が一番多く、12年、15年、10年以上経験のある湯灌師、納棺師の皆さんも受講されていました。
「目からウロコ」
「そこまで意識していなかった」
「もっと出来ることがあったことを知った」
「気が付かなかったことが沢山あった」
「基本的に出来ることが増えた」
「体のいろんなところが筋肉痛になった」など、新たな発見を、皆さんが現場に持ち帰られます。
Eー3コースを受講の方に限り、Fの復元コースの受講が取得出来るシステムになっています。Eー3はFコースに進むための専門的基礎になりますが、技術と専門としての立ち振る舞いも習得していただきます。
お問い合わせの多い内容にお答えしながら、ご説明致します。
Eー3コースの内容を、新人さんもベテランさんも、様々な業種の皆さんが受講されますが、3日間をしっかり使い、「参加型納棺」を行うための専門的技術を習得いただき、基本的にご遺族の心情に配慮した、自身の様々な動きに伴う角度なども、ご遺族の心情に配慮をしながら徹底的に身に付けていただくので、覚える方も大変だと思います。
自分では気が付かない話し方、所作、言葉の使い方、言葉の変換法含めて多くの癖などを確認し、理解して、ご遺族の前に立つために必要な作法などを組み込み直して行くのも、このコースの特徴です。(男女共に日本のしきたりに合わせた動きを習得するので、別名、なでしこコースと呼ぶ方も増えています)
同時に火葬まで変化なく故人を守るため、専門的に身に付けていただく多くの技術と故人の状態に合わせた安置法、ご遺族の心に合わせた援助のながれなど沢山(パンフレットにある通り)の種類があります。私を含めた数名の指導者が丁寧に一つ一つを、受講されるお一人おひとりに合わせて技術指導をし、しっかり習得していただきます。
Eー3コースを選択される受講者の方は、Fの復元コースを目指している方がほとんどですが、Fコースのとても難しいすべての基本は、Eー3にあります。ここがクリアにならないと、どんなに頑張ってもFの復元コースは多分理解出来ず、習得出来ないと考えています。
Eー3、Fコースを受講された皆さんは、終了後現地に帰り、現場で活躍されます。それは、汗だくになりながらも頑張って叩き込んで覚えたことが、多くの方から求められるようになるからだと思います。
私たちの専門技術育成コースは、頑張る皆さんを応援するために、実践に向けて現場で求められていることに対してご遺族の要望に応えられるように、存在している講習です。
Eー3コースは、「なりたい自分になる」という目標を、私と直接の面談の中で最初に明確に立てていただきますが、講習中はその方の魅力をどんどん引き出しながら、「代わりのいないあなたになる」の特訓を行います。
納棺に関わる専門技術を身に付けると、何か色々変化を感じられるそうで、講習の中で特訓するコミュニケーションの部分を習得すると、所作が丁寧になり、特に話し方も変わる方が多く、専門性を高めるために言葉の使い方も大きく変わるので、現地に戻った後にとても人気が出るようです。(受講生談)
納棺に携わらない職業の方も受講されることが多いのですが、お立場がご遺族だったり、人生観を変えたいからと、挑まれている方が居られます。
今月は、新人さんが2名受講されました。泣き言ひとつ言わず、頑張っていました。
弊社では、グリーフケア通信講座、参加型納棺、死化粧の通信講座もご用意致しております。医療・介護職の皆さまにおかれましては日総研さんの通信講座もございます。(日総研さんの通信講座は、日総研修さんにお申し込みください)
弊社の通信講座の内容と致しましては、
「いのち」に関わる悲嘆をお持ちの方と接する場合に身に付けておくと良いと思われる、
サポートコースは、ご遺族の持つ心情が中心です。ご遺族が自分の気持ちと向き合える形でも設定しています。
援助コースは、悲嘆を持たれる方を支え、同時に仕事としての関わりや、友人、知人として関わりがある場合、どのように話しや流れを進めたら良いのか、相手の気持ちに配慮してという内容です。
コーディネートコースは、現場で色々と必要と思われることをつなぐときの、つなぎ方が中心です。
多くの皆さまとご縁をいただき、個々の立場で悩まれる方に出逢い、皆さまのご希望により誕生した通信講座です。ご活用ください。
他、様々なコースがありますので、メーにて弊社に詳細をお問い合わせくださいませ。