6.42019
日総研セミナー
東京で開催された日総研セミナー。
先月は、グリーフケアに特化した内容で東京に行きました。
今回は、エンゼルケアと死化粧のセミナー。
セミナーを進めるにあたり、どんどん質問が寄せられました。全部で40枚近くありました。
日総研さんから出版させていただいている書籍二種類も、売れ切れた?
セミナー終了後は、恒例のサイン会にも大勢の方が並ばれました。
大切な患者さんを思い続けて今を生きる医療、介護職の専門職の皆さん。
お一人お一人の思いを伺って、心がとても温かくなりました。
勤務を終えて、当直明けで会場入りされる方も多くおられました。
「眠たくなかったですか?」
「実践ばかりだったので、全然眠たくなかったです!絶対に来たいと思っていたセミナーだったから、気合い入れました!」
遠くは九州、四国から。長野、新潟からもお越しになられていました。
私も現場の人間なので、いつも思います。
もっと出来ることがあったかもしれない。
本気で人生に尽くさせていただこうとすると、生まれてくる、この感情。
それが、出会えた証拠なのだと思っています。
時々、参考までにと技術のデモンストレーションをさせてもらうと、
おぉー!と、歓声が上がります。
「皆さん、忘れてるかもしれませんが、私、復元納棺師なので。今日は、そういうセミナーですね。」
というと、そうだった!と言わんばかりに笑いが起こります。
どうして皆さんが本気でセミナーを受けられるかというと、
大切な、大切な患者さんを思っているからだと思います。
偲びながら技術に挑む姿・・・
亡き人が、思ってくれる人のいのちを輝かせてくれていることを実感します。
死を前にして、戸惑わない人なんていないと私は思います。
だからその方を思うたびに、その方が必要な何かや人と、つなげてくださっているのではないでしょうか。
思うことは、偲ぶことは、新しいアンテナを持つこと。
アンテナを持った人は、必要な何かと出会えるようになっているのだと思います。
きっとそれが、
ありがとう
と言ってくださっていることなのではないでしょうか。
セミナー中は、私もお一人お一人を思い出します。
お空の上で、いま、何をされているのかなぁ?
きっと皆さんと同じ思いです。
またどこかで、皆さんとお会い出来ることを楽しみに致しております。
ご多忙の中、皆さまお疲れさまでした。