8.172018
怖い話大会 2
怖い話大会2
ご支援をいただいた物品や食品がたくさんございましたので、
12日、ご来場いただいた皆さんにお配りし、
翌日13日は地域の子どもたちに配布、
翌々日の14日は、被災地沿岸へお届けして、皆様からお預かりしたお品物は全て、配布完了となりました。
被災地沿岸で被災者の皆さまと、東京から東日本大震災をずっと学びに来てくれている立教大学の学生さん7人をつなげました。
今回のことをきっかけに、ずっとつながってもらえたらと思ったので、ご自宅へのご挨拶のながれ、仏壇へのお参りの仕方の見本などを見てもらって経験もしてもらい、沿岸の方々の盆正月、祭りに対する風習と深い信仰について、色々伝えてから訪問しました。
学生さんにつなげた被災者の皆さんは、家も家族も亡くされて未だ見付からない家族の帰りを待っておられますが、被災者と呼ばれているのだけれど、当時から同じ被災者である地域の人たちを支えご尽力された方々で、今も地域のリーダーとして、復興にも携わっているステキな方々です。
今でも全国各地からお品物をお預かりすることがあるので、その場合は被災地の地域のリーダー的存在の方にお渡しして、お願いしています。現地で年齢問わず本当に困っている方々をご存知なので、直接声を掛けて、良い形で渡してくださいます。その方々とまた、ご縁をつないでくださいますので、本当にいつも感謝しています。私がお願いする方は、送ってくださる方の心のこもったお品物の価値を、ちゃんと分かって大切にしてくださる方々ばかりです。
なので、このような話にもなりました。
被災者Sさん「とてもありがたくて嬉しいから、一言でもと思って御礼のハガキを書かせてもらうんだけど、一回で50枚書くこともあったから、ハガキ代が大変なんだ〜!(笑)妹が度々、たくさん持ってきてくれて助かったよ〜。」
ということで、学生さんが被災者の皆さんにお手紙を書くときは、往復葉書でよろしくねと私が伝え、話し合った時間もありました。
出す側が一通でも、受け取る側は50通。これは、勉強になっただろうなぁ〜と。
そして、仮設住宅の自治会長も務めた経験や、
避難所の生活と体の変調、
避難所の中で発生しやすいトラブル、
震災の最中の大工の棟梁の話し、
仮設住宅で発生した様々なことに対してコーディネートに入られていた経験、
震災で家族を亡くして、仮設住宅で独り暮らしになった方々の孤独死と、見つけた時、知った時に抱える悲しみ、送り方、
求める支援とネットワークのこと、
コミニュティの問題のこと、
復興に伴う環境の変化と心への対応、
その中でも家族を亡くした方と亡くされてない方の気持ちの違いで発生する多くのドラブルと問題、その解決法など、
皆さんがリーダー的存在として動いておられた被災者の方の実体験談を、震災の初期からこれまでのことをお話ししていただいて、きっととても勉強になっただろうなぁと、私も学生さんと被災者の皆さんをつなげられて、嬉しかったです。
怖い話大会では、ご支援いただいた支援金をお花に変えて、母ちゃんの会でお盆用のアレンジ花コーナーを設けましたが、それはもう今回も大人気で嬉しかったです。
私「お花も、沿岸に持って行きたいな。暑いから、ダメになっちゃうかな?」
母ちゃんの会「大丈夫なようにしておくよ!」と、アレンジ花と花瓶用のお盆花をパパパパっと作ってもらいました。
現地に行ってお渡しすると、とっても喜ばれました!みんなお花にハグしてくださって、愛おしく花を見つめ、
「わぁ、嬉しいわぁ!」
遺影の写真に話し掛けて、「ほらぁ、いただいたよ〜!」と嬉しそうでした。
心のこもったご支援金をお花に変えて、母ちゃんの会でまた心を込めてもらって、母ちゃんに教わりながら学生さんみんなも心を込めて作ってくれて、その流れでお渡し出来て、ステキなつながりが出来て本当に良かったです♬
皆さんの大切なご家族のご遺影の写真に私も、
私
「ご無沙汰致しておりました。」と、ご挨拶。
Hさん
「本当だよ〜〜」と後ろから声がしたので、
私「今、どっちの心の声?」と伺うと、
Hさん「こっち!(笑)」ご遺影の写真を指差して微笑む、被災者のHさんでした。(笑)
2人で見つめるご遺影が、にっこりと笑っているように見えました。