11.132018
いのちの授業
いのちの授業に伺っていました。
地元の中学校、北上北中学校で全校生徒130名に向けて、北上中学校で全校生徒560名に向けての合わせて2校。明日は北上翔菜南高校に伺います。
今月中旬には、昨年に続き島根県浜田市の中学校3校に伺います。
いのちの授業終了後には、生徒さん方の「もっと聞きたーい!」に励まされ、
「パワーください!」とみんなに握手を求められて、
何屋さんだか分からなくなってきた、この頃です(笑)
いのちの授業に伺う度に、皆さんの思いを教えてもらうことが増えました。
「死んだばぁちゃんに、どうしても会いたい」
「お母さんは、お空の上で何をしていますか?」
沢山の質問に出会います。
日本の風習の中には、みんなの思いを叶えると言われている色々なものがあります。
授業の中では、質問に答えて一つ一つの説明をします。
その昔、皆んながお医者さんに診てもらえない時代は、地域のおばあちゃんのところへ行って、痛いお腹をさすってもらいました。
おばあちゃんは、
「オンコロコロ、オンコロコロ」
と、おまじないをかけながらお腹をさすってくれました。
オンコロコロとは、「オンコロコロセンダリマトウギソワカ」という薬師如来の真言です。
何でも知っていて、何でも出来るおばあちゃんから、薬師如来の真言でおまじないのオンコロコロをしてもらいます。温かい手は心地よく、安心します。気が付いたら、痛いのが治っていた。
口コミで広がり、いつも地域のおばあちゃんの家は、子どもたちで賑わっていました。
そういう系の、おまじない。日本にはたくさん伝えられています。
亡くなった家族に会いたいと思うことは、当たり前のこと。だって、家族なんだものね。
後悔だって、大好きな証拠。大切な存在だったんだと、後悔はその存在で教えてくれています。
今という時間は、二度と戻らない。当たり前のことを、頭で理解していたことを、心で感じて生きてもらえますように。
皆さん一人一人を支えてくれている人に、気が付いて、もらいっぱなしの愛情をきちんと返す表現を身に付けて、大事にしてもらえますように。
後悔しない生き方のポイントを伝えました。
いのちの授業は、死という存在から今を生きるということを考えていきます。
そして、皆さん一人一人が周りの人と上手く関わって生きていけるように、
1、あいさつ
2、ごめんなさいが言える人になること
3、ありがとうの感謝の気持ちを、きちんと言葉にすること
大人の世界だって、それがあるかないかでは、相手に関わってもらう形が、大きく変わるものです。今から、癖を付けておこうね!
そのような話しも含めて、いのちの授業を進めています。
最近は60分の枠での一時間が多くなりましたが、本当は90分欲しいです。子どもたちからの質問も多いので、その後30分あると良いですね。希望としては、120分の二時間あるととても充実した、いのちの授業になるのではないでしょうか。その中に、トイレタイムがあると、壇上に子どもたちが集まって来て(笑)沢山質問をしてくれるので、なかなか意味深い時間になります。